ファミリータイズコーチング ライフコーチ髙乃嵯永 たかの さえ

不妊治療と育児の重圧に苦しんだ日々②

諸事情により自然妊娠が難しく、私たち夫婦は結婚後すぐに不妊治療を始めました。途中からは介護しながらの治療となり、精神的にもスケジュール的にも厳しい日々でした。

やがて、5年間の苦労が実り、めでたく第一子を授かることができました。

そのときは、天にも昇る嬉しさでした。

けれど、出産後の育児は想像以上に大変でした。「寝ない、食べない、言うこと聞かない」という育てにくい息子に、時には手が出てしまうこともありました。

「このままでは虐待ママになってしまうかも…」という不安がどんどん大きくなっていった時期です。もともと私は心配性で、不安になると夜も眠れなくなるくらい悩んでしまう方で、どうにかしたくて時間が許す限り本を読みあさりました。そんなあるとき、『ゴードンメソッド(親業)』に出会いました。現在では日能研でも保護者向けに取り入れられている有名な講座です。そこでは、親子の心の架け橋となるコミュニケーションスキルを学びました。

そして、「子どもの話に耳を傾ける」という姿勢でコミュニケーションに重点を置いて育児を進めると、息子との関係がだんだんと良くなっていったのです。悩みが消えていくにつれ、家族との関係も良くなり、あんなに辛かった子育てが楽しいものになりました。

そして育児を続ける傍ら、様々なコミュニケーション・トレーニング・プログラムを受講し、コミュニケーションの基礎を身につけたのです。その中のひとつ、「自己実現のための人間関係講座」では「自分の人生を主役で生きる」という概念を初めて知り、感銘を受けました。

「自己実現をしていく人生って、すごく魅力的で楽しい!」

そんな生き方があることを知り、自分もそうなれると確信しました。

こうして、また人生の転機が訪れます。

ファミリータイズコーチング ライフコーチ髙乃嵯永 たかの さえ
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